【歴史】ざっくり日本史解説シリーズ(飛鳥時代)

歴史

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聖徳太子は本当に存在したのか? 進化する日本史の最前線
「聖徳太子は実在しなかった!」という話を聞いたことはないだろうか。最新の研究によると、聖徳太子は存在したが、私たちが思うような人物ではなかった、というのが正しそうだ。

商社マン・よしこです。

今回は、第4回目として飛鳥時代を解説します。

内乱の時代である古墳時代は、大和政権により内乱が収束した時代でした。

【飛鳥時代】(西暦592年~710年)

政治的な力を持った豪族(蘇我氏)から天皇家が実権を取り戻し、また、仏教や律令などの大陸文化を導入した時代です。

1.大陸文化の到来

6世紀、大和政権が国土の統一を進めていたころ、中国では魏晋南北朝時代で、各王朝が覇権を争っていました。朝鮮半島でも、北方の高句麗が南下を狙う一方、南部では新羅、百済、伽倻が争っていました。


戦乱から逃れた多くの人が、日本列島へ渡来してました。中には、織物、鉄製品、製陶、灌漑などの技術者も多く、大和政権は彼らを受け入れ、専業集団として組織しました。

また、儒教や医学なども学者も次々とやってきました。

2.仏教の伝来

同じく6世紀(552年)、大和政権の内部では、有力豪族である「蘇我氏」と「物部氏」が政治権力争いを繰り広げていました。


仏教を日本に受け入れるかどうかについて、
物部氏は、伝統的な神々への信仰(神道)を重視し、仏教を否定しましたが、
蘇我氏は、仏教の信仰を主張しました。


両氏は、578年に武力衝突をし、結果的に、蘇我氏が勝利しました。

蘇我氏が勝利したことで、蘇我氏の朝廷内での権力は決定的なものとなり、

また、仏教の伝来が加速しました。

3.推古天皇と聖徳太子

592年、日本で最初の女性天皇「推古天皇」が即位します。
また、推古天皇の甥である「聖徳太子」が摂政として政治を差配します。


ところで、推古天皇・聖徳太子は、蘇我氏と天皇家の結婚で生まれた子供です。

要するに、蘇我氏は単なる一豪族ではなくなっていたんですね。


さて、聖徳太子は、仏教の教えを参考に、積極的に政治を展開していきます。特に代表的なものが次の3つでしょう。

①法隆寺の建設・・・・・601年、仏教施設として建設。現存する世界最古の木造建設

②冠位十二階の制定・・・603年制定。家柄や身分にでなく、能力次第で出世できるようになった

③十七条の憲法の制定・・604年制定。役人、豪族らの在り方を定め、国をまとめる基礎とした。

4.大化の改新

聖徳太子の死後、蘇我氏の力はますます強大化していきました。


蘇我氏は、天皇家を凌ぐ屋敷を建てたり、天皇家しか許されない舞を行ったり、勝手に大臣になったり、自分の子を皇子と呼称したりと、
天皇家をはじめ、他の豪族にとっては目に余る状態であった。


そんな中、蘇我氏が握った実権を取り戻し、天皇家の復権を目指そうとする「中臣鎌足」は

「中大兄皇子(天智天皇)」とともに、蘇我氏と戦い、蘇我氏は滅亡しました。


そして、645年、中大兄皇子の叔父「孝徳天皇」が即位し、

日本で最初の元号「大化」を定めました。


また、646年「改新の詔」を発し、天皇家に政治を取り戻すための次のような政治改革を行いました。

①従来は天皇家や豪族のものだった土地や民衆は、国家のものとし、代わりに給料を払う

②都を作り、地方を治める仕組みを作る

③戸籍を作り、民衆に田を割り当て、耕作させる

④田の面積や家ごとに、税を課す。


なお、668年に中大兄皇子は「天智天皇」として即位しました。

また、669年、天智天皇と共に政治を動かしてきた「中臣鎌足」が病死しました。

このとき、天智天皇は中臣鎌足に、家臣として最高位の「大織冠」を与え、「藤原」の性を名乗らせ、後の藤原氏へとつながっていきます。

5.藤原京と大宝律令

686年、朝廷の役人の位を規定する「八色の姓」を定めた「天武天皇」が没すると、

その皇后「持統天皇」が即位しました。持統天皇は天武天皇の意思を継ぎ、重大な功績を残しました。

①「令」の制定・・・・689年、我が国最初の行政法・民法を制定

②藤原京へ遷都・・・・694年、唐にならって、我が国初の条坊制の本格的都市を建設

③「大宝律令」完成・・701年、不足していた刑法を含む、法体系を整備した。


これらにより、天皇を中心とする律令国家(律令政治)が確立しました。

なお、この頃にはすでに「天皇」や「日本」という言葉が正式に用いられています。

~まとめ~

飛鳥時代は、

・前半~中盤は、蘇我氏、聖徳太子による仏教政治

・後期は、大化の改新により天皇家が実権を取り戻し、律令国家の建設も行った。

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